@article{oai:jissen.repo.nii.ac.jp:00000278, author = {松浦, 常夫}, journal = {実践女子大学人間社会学部紀要}, month = {Apr}, note = {P(論文), 運転者は道路上の危険を発見し(ハザード知覚)、その危険性を瞬時に判断し(リスク知覚)、それに対処して運転している。こういった運転技能を教育訓練することは重視されてきているが、その技能習得は容易ではない。そこで初心運転者のハザード知覚とリスク知覚は、一般の経験運転者と比べてどの点が不十分であるかについて、文献をレビューした。その結果、初心運転者には以下の傾向が見られた。(1)視覚走査:周辺視でなく中心視で車線位置制御を行う。内側のカーブラインよりコースの中央よりを注視して進行方向制御をする。水平方向のサーチの範囲が狭い。有効視野が狭く、1回あたりの注視時間が長い。(2)ハザードの発見:どれがハザード(危険対象物)であるかよく知らないためハザードの検出率が低く、また検出に長い時間を要する。(3)リスク知覚:免許取得後の運転経験に伴って、次第に危険性を低く評価するようになる。この傾向は若い男性運転者に特に見られる。(4)運転技能の自己評価:これが高いと危険を甘く評価しがちになるが、運転経験に伴って自己評価は急速に高まり、男性の場合には免許取得3年後には過大評価傾向を示す。女性の場合は、過大評価にまでは至らない。こういった傾向は初心運転者では若い人、運転技能の中では操作技能によく見られる。}, pages = {15--40}, title = {運転中のハザード知覚とリスク知覚の研究動向}, volume = {2}, year = {2006} }